こんにちは!旬楽スタッフの山下です。
2021年6月29日に“和歌直公式オンラインショップ”の「やまがみかん園」さんにお邪魔しました!
当日は、梅雨の谷間で奇跡のような晴天に恵まれ、さわやかな海風ややわらかい太陽の光を存分に味わうことができました。
※みかん畑からの眺め※
やまがみかん園さんは、有田川を見下ろす山の斜面に沿ってみかん畑があります。
有田川沿いの南向きの段々畑には、太平洋からミネラルたっぷりの潮風と太陽の光がサンサンと降り注ぎます。
1本の木を植えてから、実際に出荷できるような状態に育つまで10年もの年月がかかりまが、やまがみかん園の宮井さんは毎日丁寧に丁寧に、みかんを育てています。
まず、見させていただいたのは有田みかんのなかでも「早生みかん」。
6月29日現在は、まだこんな小さなみかんです。
これが、宮井さんの愛情と太陽の恵みをギュッと詰め込んで、秋にはジューシーで甘みもたっぷり含んだ「早生みかん」に成長するんですね。楽しみです。
次に訪れたのは、今が旬!「バレンシアオレンジ」の畑です。
見てください!わかりますか?早生みかんにあったような小さくて緑色のオレンジと、今が食べごろのまるで太陽のような温かみを感じる黄色いオレンジが混在しています。
これが、「バレンシアオレンジ」の最大の特徴です。
何しろ「バレンシアオレンジ」は、花が咲いてから収穫されるまで約400日もの間、樹上で熟成させるのです。
その為、この時期には、昨年花が咲き実となり食べごろになった「バレンシアオレンジ」と今年花が咲き実になったばかりの小さな「バレンシアオレンジ」が同じ木の上で同居するのです。
なかなか他の果物では見られない、不思議な光景ですね。
その為、防虫薬剤にも気を遣うのが「バレンシアオレンジ」です。
やまがみかん園さんでは、通常でもJA指導の農薬の半分以下に抑えて柑橘を育てています。
それでも、年に数回は木全体に防虫薬剤を撒かなくてはいけません。
「バレンシアオレンジ」に限ってはさらに気を遣います。
この赤ちゃんオレンジと成熟したオレンジが同居している期間は、薬剤の散布を控えるとか。
しかし、この時期は梅雨の時期にもかかり、最も防除の必要な時でもあるそうで、一番散布したい時と散布できない時がバッティングしてしまうのです。
その結果、オレンジの外観が汚くなってしまったり、カミキリムシが株本に入ってしまい木を枯らしてしまうリスクが発生します。
とはいへ、大切なことは安心・安全です。
安心・安全の証が、外観に表れている訳ですね。それは、名誉の負傷ならぬ安心の負傷です。
「外国産や見た目のキレイなものほど、その辺はどうかと疑問視してしまうこだわり農家の園主です。」と、柑橘を愛してやまないやまがみかん園の宮井さんです。
今回は、まだまだ小さな「早生みかん」と今が旬の「バレンシアオレンジ」を訪ねました。
やまがみかん園さんでは、その他にも「デコポン」や「八朔」、「セミノールオレンジ」なども育てています。
どれもこんな素敵な農園で育てられているんですね。また訪れたいとおもます!
※お土産でいただいたバレンシアオレンジに大喜び!※
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ミカン