12月中旬から出荷が始まる「中生みかん（中生種）」と1月に入ってから出荷が始まる「晩生みかん（晩生種）」を合わせて、「普通みかん（普通種）」と呼びます。
当園では、12月中旬からみかんシーズン終了まで、中生もしくは晩生みかんからその時に一番おいしい品種をご用意してお届けします。

中生種は、和歌山県推奨品種である向山温州と久能温州が主で、他にニュー則村・川田温州・林温州などがあります。
やまがみかん園では向山温州・久能温州が最も多く収穫されます。
先代の時代から多く作ってきた品種で、当時は日持ちもよく少し大玉であったので12月の贈答用として重宝されていました。
やまがみかん園では、熟期よりも少し早めに収穫し、10日ほど寝かして皮に弾力を持たしてから出荷しています。
こうすることで、浮皮（皮と実の部分にわずかな空洞ができ、外皮がフワフワとなる現象）を防いでいます。

晩生種は、園地でも先代の頃は主力として栽培されていたみかんです。
近年は、消費動向や温暖化のため完熟早生に押されてしまい、その面積をずいぶん減らしました。
現存する晩生みかんは超適地しか残していないため、その品質には自信があります。
年明けこたつにみかんの絶対定番となる晩生みかん。
園地での主力は、「林温州」です。この有田の気候風土にいちばん適しているため、その甘味、酸味の調和が最もみかんらしい風味を醸し出してくれます。
園主としても、このみかんが一押しです。

現在は、みかんの主力は早生みかんに代わってきましたが、中生みかんや晩生みかんの持つ風味は今も支持されています。
収穫時期が遅いため糖分が高いみかんです。濃厚な甘さとコクを楽しむことができます。
9月の極早生から始まったみかんシーズン最後のみかんです。シーズン最後のみかんをどうぞお楽しみください。

商品概要

山田 原子

和歌直では、普通みかんのほかにもたくさんの柑橘を栽培・販売しています。ぜひチェックしてみてください。

▽こちらをクリック▽